そでふり灯籠

灯籠やあかりを集めています

*飛鳥拾い集め

今日は飛鳥をめぐる。

飛鳥は
レンタサイクルで回る気
マンマンだったのですが
天気予報は数日前から雨…。
 
それでも自転車に乗るんだ!!と
腹を括って
家から登山用のカッパを
持って行ったのですが…

橿原神宮駅で、
レンタサイクルショップの開店時間を待つ。
 
しかし…時間になっても
開く気配は無し。
 
調べてみると、
どうも雨天時は
営業しないことも
あるようなのですね。
 
まあ…そりゃそうか…。
 
 
というわけで、
ちょうどやって来た
「明日香周遊バス」に
飛び乗る。

私を飛鳥まで連れてって。

橿原神宮駅から飛鳥資料館へ

バスで走っている時、
太神宮(だいじんぐう)燈籠が
立っているのが見えました。
カメラは間に合いませんでしたが…
 
それと知って
見つけるのは初めてだったので
ちょっと嬉しかった。

 

飛鳥資料館は
思いのほか時間を掛けて
見入ってしまった。
…そもそも、古代史が
あまり分かっていなかったので
年表とのにらめっこから … 。
 
キトラや高松塚古墳へも
結局行けなかったのだけど、
ここの展示でしっかり見られたので、
満足。

それにしても、
古墳の盗掘が激しかったのも中世、
川原寺も、山田寺も
崩れて埋もれたのは中世らしい。 

飛鳥の中世ってどんな感じだったのか…?と
がぜん興味が湧いてきました。

 

山田寺のコーナーは
別の記事として書きたいので
また後程。
 

飛鳥資料館→石舞台古墳

石舞台古墳の近くのお店で
早めにお昼。
  
私はそんなに
舌の肥えた人間ではないのですけど、
ここのごはんがめちゃくちゃ美味しかった。
 

子ども達が公園で遊んでいた。
  
ここから
丘を少し登ると石舞台。
 
雨の中でも、ガイドの方が
パウチした資料を使って、
いろいろ教えてくださいました。
 
この、石舞台の天井にされている
石の重さは77トンと64トン。
数百人でコロと
ソリのようなものを使って
運んだらしい。
 
天井を支える岩(柱)は、
落とすような形で縦にした。(なるほど!)

もともとは、
ちゃんと小石で葺かれた
墳丘だったけど、
江戸時代には、
もうこんな形で露出していていた。
周りの堀もすでに埋められて
田圃になっていたらしい。

それを聴くと、
こうして石室の中に
日の光や雨の粒が落ちてくる
この景色がものすごく不思議。

手塚治虫の『火の鳥』にも
ここをネタにした話があったよね。

石舞台から飛鳥寺へ

飛鳥寺は独立した記事にする。

飛鳥寺から首塚、水落遺跡へ

しらさぎだぞ。

 

こんなに広々として
気持ちいい景色、
そうそう無いよなぁ。
すごいなあ…。

水落遺跡から酒船石遺跡へ

ちょっとした山道を
石垣の跡を途中に見ながらのぼっていくと
たどり着く、謎の石。

山道は、
雨でエグいことに
なってたけれども!

こんなに立派な竹林が
まわりにあるとは。
 
後ほど、ガイドの人から
”ここは、斉明天皇が作った
道教風の施設だったという説がある”
という話を聴きました。
 
竹林とあってるな。
 
意識的に植えてあるのか、
たまたまなのか……?

亀形石造物

山を下り、あらためて亀形石へ。
 
ここでもガイドさんに
いろいろ話をしてもらった。
 
この東をはしる県道と、
西の道路を結ぼうとしていたところ、
この遺跡が発掘された。

土木工事を好んだ
斉明天皇の造った遺構とされる。 
実際はもっと広い遺跡なのだが、
雨に弱く、
石の階段等が崩れてしまったことがあり、
埋め戻してある部分がある。

同時代の天皇の代に
幾度か修復が加えられてはいるが、
斉明天皇時代に使われていたものが
そのままこうして現れている…。
あの階段を、斉明天皇が下りたのでしょうか。
そう思うと感慨深い。
 
…ちなみに、ここは見学料が300円。
「キトラや高松塚古墳は
 国の施設だから資料館も無料。
 『それに比べてここは、
  この規模でこの値段かい!』
  と、お客さんに突っ込まれる。
 市の運営だからなぁ。」
…とのことでした(笑)。 
 


飛鳥めぐりを終えたところで
雨があがった。

なんだお前!!??


あとで調べたら、
「ケリ」って鳥ですって!
 
(※奈良では
 ふだん見ない鳥をたくさん見れた。
 鵜とか、家(埼玉)の近くでは見ない…)

飛鳥から室生寺へ



これで今日の見学は終了。
宇陀市に移動して宿泊。 
明日は室生寺へ。

 
雨にけぶる谷の町を
部屋からゆったりゆったり眺めました。

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