英一蝶(はなぶさいっちょう)(承応元年 – 享保9年(1652-1724))
という画家がいたらしい。
そして
嘘か誠か、こんな話が。
木田寛栗 (無声居士) 『画家逸事談』益世堂、明治36年
英一蝶石燈籠を購う
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/850146/32
英一蝶は甚だ奇気に富める人なり。
或時 近所の石屋に一の石燈籠ありて、
老蒼古奇 甚だ趣に富む。
大名又は豪家の人々 争て之を買んとせり。
一蝶聞きて
直に其家に至り、
値を論ぜず財袋を傾け尽して
之を購なひ、
また新茄子の値貴きものを
多く銭を出して購ひて
塩漬けとなし、
前の石灯籠に燈を点じて
其塩漬の茄子を食い、
之を以て天下第一の快楽なりと称せり。
………。
わかる。茄子の塩漬うまいよな。
十二ケ月画巻(英一蝶)
夏祭りでしょうか